ピアノを習うのに必要なもの
ピアノ 楽譜 メトロノーム ドリル(楽典)
筆記具 月謝 足台(足がぶらつかないようにするための台)
◎ピアノについて
入会の段階では楽器をお持ちでなく、「続けられそうなら購入したいのですが」、とご相談を受けることがあります。習いはじめてから判断していただいてかまいません。
最初期のレッスンでは、音符やリズムの読み方を覚えます。
ある程度ひとりで読めるようになったら『しゅくだい』を出しますので、ご家庭で練習が必要になります。それまでにご用意ください。
・どんな楽器が良いか?
多くの方が気になることは値段と、将来楽器が不要になったときのことだと思います。
まずはアップライトピアノにするか、電子ピアノにするか検討しましょう。
アップライトピアノは、初期投資は大きいですが世代を超えて弾き継いでいけるものです。
メンテナンスは年に1回調律師による「調律」が必要です。
ピアノは新品の高額商品が良いとは限らないものです。状態が良ければ中古の購入も良いでしょうし、万一ピアノをやめてしまったときも売却できるので、その点は心配いりません。
電子ピアノと同等の値段で中古ピアノの良いものが購入できることも珍しくありません。
習い始めて数年経つと、電子ピアノを使って練習する子とは打鍵力(鍵盤を押す力)・表現力に雲泥の差が出てきます。
お部屋にピアノを置くスペースがある、2年以上習うのなら断然アップライトをおすすめします。
機種、調律師さんの紹介など相談に乗ります。
電子ピアノしか持っていない子は教えませんという極端なピアノの先生がいると耳にしますが、
私はそんなに悪いものではないと思っていて、教室でも、電子ピアノの子はたくさんいます。
メンテナンスが必要ないこと、夜でもヘッドフォンで練習できることは大きなメリットです。
引っ越しの多いご家庭も、電子ピアノの方が良いと思います。
また、メトロノーム内蔵のため、メトロノームを使うのが比較的、億劫ではないようです。
ただ、電子ピアノは生ピアノの【良い音】を録音していて、誰でも良い音が出せるものです。普段から音の強弱や音色を気遣って練習することが難しく、数年習っても強い音を出すのが苦手な子が多い印象です。
なるべく安く、長く使えるものをお探しなら値段は17万円前後のものを勧めています。
壊れるまでおよそ10年はしっかり弾くことができます。思ったよりも高い、長持ちするという声をきくので、電子ピアノが壊れたらアップライトを購入しようとお考えなら、1台目からアップライトピアノをご検討ください。
これから購入する場合、88鍵そろっていなかったり機能が乏しく、ピアノを弾く力を育てることが難しいので、10万円前後の電子ピアノやキーボードは避けてください。
メーカー、機種、販売店など相談に乗ります。